続・ワンダフル道中

明るい声のあいさつから始まる毎日を。

トライ&エラーを繰り返す毎日です

「横じゃなくて縦で見ましょう。成長してますよ!」という保育園の先生のことばに励まされ、気持ちを日々リセットしながら子育てしてきました。


でも小学校では、同じ教室で、同じ内容に、同じ姿勢で取り組むことが必須。決められたカリキュラムのなかで授業する先生は、「あの子はできる、この子はできない」と見るしかないのだと思います。

参観日は、恥ずかしいと言ってほとんどうつ伏せ。イスの座り方も、他の子とはなんだか違う。
親のわたしですら「ほかの子はしてるのに、この子はしてない。大丈夫だろうか」と不安になりました。



ある日、「学校行きたくない」と突然サボりモードの次男。「おれ、がんばっとるのに怒られる」と言うのです。

行きたくないから、休む。
本当にそれでいいのかな。
私たちの子ども時代に比べて、「逃げる」のは悪くないという風潮ではあるけれど、それはもっと苦しい場面でのこと。

社会に出たら、行きたくなくても行かないといけない場所、やりたくなくてもやらなくてはいけないことがたくさんあります。
こんなに早く、「逃げる」という切り札を使っていいのかな?
いやでも、7歳の彼にとって、「いま」がとても苦しい場面なのかもしれない。


考えて、考えて、考えて、結局その日はお休みすることにしました。




限られた時間のなかで、やらないといけないことが押し迫ってくる学校生活。
我慢しないといけない。
ビシッとしないといけない。
じっと座ってないといけない。
黙ってないといけない。
大人でも「MUST」ばかりでは、息が詰まるんだから、子どもならなおさらです。


一年生のはじめにくらべたら、できることは増えているけれど、もっと早いスピードで確実にできるようになっている子がまわりにいます。
ゆっくりゆっくり進む彼は、「みんなと同じにできてない」。だから、「おれ、がんばっとるのに怒られる」という言葉が出てきたのだと思うのです。


先生に求められることが当たり前にできない次男の気持ちは、とてもよくわかります。
わたしも先生に、クラスに、迷惑をかける子だったからです。

体育の時間、順番に走る徒競走で走り出さない。
泳ぎましょうと言われて、プールサイドを逃げ回る。
理科の時間、教室へ戻らずひとり校庭で立ち止まる。
ふつうのことがなかなかできなかった、子どものときの記憶がパァッと浮かんできます。



それでも気がつけば大切な友達ができて、一緒に仕事してくれる仲間に出会えて、パートナーにめぐり合って、まだ初心者やけどお母さんもやれてるよ。
だからきっと大大丈夫!!なんとかなるよ!!





朝のやることをカードで見える化したり、

メンタリストDaiGoおすすめのタイムタイマー使ってみたり。

これが合うかどうか分からないけど、やってみる。ダメだったら、他のことを試してみる。
トライ&エラーを繰り返していくしかないのです。

子育てはまるで、自分の粘り強さと伴走力を試されているような気がします。

時間とやることを、自分で決めてやり抜く、がひとつできたし。すごいぞ!


へこたれず、ゆるゆると、彼の成長を応援しよう!
と意気込んでたら、「給食がコッペパンだから行く」と翌日は登校しました。


小1男子、想像以上に単純みたい。
わたしのモヤモヤした時間は、いったいなんだったのー----!!!