続・ワンダフル道中

明るい声のあいさつから始まる毎日を。

学びのバトンをつなげる

quattro と、四宮さんと、出会ってから心掛けていることがあります。
それは「学んだことや知っていることは、惜しみなく伝えて広げていく」です。

認知症対応型であること デイサービス然の信念

認知症対応型通所介護のデイサービス然では、学習療法、回想療法の対面ケアプログラムが柱です。
作業療法や園芸療法、音楽療法も、徹底的に対面ケア。
そして、集団での機能訓練はもちろん、こだわりの個浴は脱衣・段差・またぎなど全てを訓練のひとつと考えます。

昼前のデイルームには、お米の炊ける匂いが漂います。油炒めの音が聞こえるくらい、すぐそばで作られているので、嗅覚や聴覚で食欲が刺激されます。
それもまた、脳の活性化につながります。


https://ds-zen.link


研修もノウハウも全て見せる!

譲れないものを持ち続けて、もうすぐ開所から8年目になります。

「やっていることは全て見せます。積み重ねた知識や経験はどんどん伝えるし、聞いてくれたらなんでも教えます」というスタイルも、立ち上げ当初から変わりません。


その話を聞いた当初は「自分たちが頑張って蓄積したものなのに?もったいなくない?」と思っていたわたし。

でも四宮さんの考え方は違います。

「話したり教えたことをその人ができるようになったときには、自分たちはその先をいってればいいだけだろ?むしろ、そうでないとあかんし」。

だから、もっと良くなれるのか!と、はっとした瞬間でした。

惜しみなく伝える、いいものをみんなで共有する


quattroの事業所は7つに増え、マネジメントや広報の部署が確立され、教育コンサルタントなど事業も広がり、形態はどんどん変化しています。
けれど、四宮さんの伝える・教える・発信するというオープンマインドな姿勢は変わらず、メンバーたちに受け継がれています。


出会ってから8年。わたしもようやく「惜しみなく伝える」が自然とできるようになってきた気がします。
自分の小さな変化が、いまも繋がりを大切にしてくれているquattroへの小さな恩返しになっていたらいいなぁと思うのでした。




嬉しくて美味しいおまけのはなし

デイサービス然の立ち上げメンバーは、去年の忘年会で「うまいもんが次々届く社長賞」が贈られました。

有り難いことに、その仲間の一人に私も加えてもらい、突然届く「うまいもん」の嬉しさと美味しさを味わっています。

あっという間に食べちゃったジャーキーとか(写真撮り損ねっ!)、


話題のお店のチョコレートとか、

こんなメロンとか!

学びのバトンをつなげる


今月わたしはquattroで学ぶターンで、「車両事故防止・コンプライアンス・防災意識とBCP理解」の研修に参加しました。

定期研修に参加していると感じるのが「学びの根っこは繋がっている」ということ。
どの研修も、目指しているのはチーム作りからの「ヒトづくり」です。
・一人一人のスキルや意識が変化すること
・チームみんなで同じ方向を見られること
・「あれ?」と思ったら声を上げられること

次の二ヶ月は、研修を届ける側になります。いまより少し寒くなって、冬支度に向けて少し慌ただしくなってるかもしれませんが、今回の流れをうまく次へ繋げていくバトンパスができたらいいなと思っています。

地域でつながる防災を!

 

去年の終わりから、準備をして6月~8月まで地域で開催した「つながる防災プロジェクト」。

 

 

企画や計画を地域の人たちと一緒に考えてきました。

チラシづくり、

 


避難経路が浮き出るマップの仕組みづくり。f:id:pan-wine-pan:20241009122759j:image

みんなでアイディアを出し合ってつくっていく過程こそが「つながる」なんだなぁと実感。

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児童館に来てくれている外国人ボランティアさんも、下準備から当日まで参加してくれました。



とくしまゆらし隊と「体感」
車いす避難をサポートする方法も!

1回目の企画では、こどもユレタキャラバン 徳島ゆらし隊に来てもらい、代表の江夏先生の講演の後、「実際に自分のいる場所が揺れるというのはどういうことか」をユレタマットを使って体験。

gensai.or.jp

 

夏休み期間には、文理大学の教授で理学療法士の柳原先生による「車いす避難のサポート」について学んだり、防災士の瀬戸さんによる水災害時の「避難タイムライン」づくりもしました。

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もっとつながる!広がる!

 

さらに今度は、障がいや立場に関係なくみんなでバリアフリーにつながっていくこと伝えている「バリフリBOX」と連動!

バリフリBOXは徳島県肢体不自由児者父母の会連合会が開催している年に1度のイベントで、私もイベント司会やSNS発信をお手伝いしています。

 

 

防災をテーマに、出張企画「出前バリフリBOX」を開催することになりました。

 

▼出前バリフリBOXについて▼

 

 

県肢連の代表で、今回の企画運営の主軸である圓井さん。

「去年の出前バリフリで交流した小学校に明日行くから宣伝してくる!楽しそうなチラシになって嬉しい~」と喜びの表情✨

 

 

 

フィールドワークには、圓井さんの娘さんの陽子さんも参加して、ふだん交流のある地域の子どもたちに車椅子を押してもらいながら探索する予定です。



 

児童館を利用する小さい子どもたちとお母さんたちにも、さっそく参加を呼び掛ける館長先生。

小さな子供を連れての避難もあるし、ベビーカーでの移動も大変です。
同じ環境や世代の人達だけでなく、いろんな人たちとの交流することで、いざというときに手を差し伸べられる関係をつくる。このイベントにはそんな思いも込められています。

 

 

背中を押してもらってひとつ、またひとつ

 

文字を書くだけでなく、チラシそのものを作る機会が増えています。
少し前までは、「デザインはしてないので」とか「センスに自信がないので」と、断るためのことばを一生懸命探していました。

でもふと、「頼ってくれている人がいたら応える、というのが私のやり方じゃなかったっけ?」と思い、ひとつ「やってみます」と受けてみて、またひとつ「やってみます」を繰り返してきました。

 

スキルと経験のあるすごい人、その道を究めたプロフェッショナルはとにかくたくさんいます。でも、自分に声をかけてくれたその人に喜んでもらえるように、できることをやってみようと、知識やセンスは二の次で、動くことを増やしてみました。

 

自分に自信がないからこそ、「もうちょっとこうしてほしい」とか「これってできる?」という言葉が力になります。

リクエストをもらうと、この人と一緒につくってるんだ!という気持ちになれるのも嬉しいところ。

 

今回も「お仕事としてお願いするから!」と連絡をもらい、一瞬腰が引けそうになったけど、終わってみると、「やってみます」はやっぱりいいこと尽くしなんだなぁと思えたのでした。



いのち輝く107号 ~載せられなかったお店のこと~

いのち輝く2024年の秋号が出ています。



今号の目的地は那賀郡那賀町

仕事を仕事と思わず楽しむをモットーにしている姿を、お届けする回となりました。
そんな秋号、実は計画していたけど、載せられなかったお店がひとつあったのです。


サプライズ訪問のつもりが・・・


「よし、わじきで夏祭りの司会だ!いのち輝くは、那賀町編にしよう!」と思い付き、行くなら町人貴族に絶対寄るぞ!ナポリタンを食べるぞ!と決めていました。

このお店のオーナーと両親は、40年来の知り合いらしいので、「せっかくやし、一緒に行こうよ。きっと驚いてくれるよ~」と店の前で待ち合わせ。

ところが、数年前にはお元気だったオーナーが突然亡くなって、いまは奥さま一人で切り盛り。常連さんを大切にしたいからと、最近は雑誌やテレビはお断りしているんだそうです。

名物メニューのナポリタンやランチを食べて撮影させてもらおうと思っていたけど、断念。
取材はできないけれど、せっかくなのでゆっくりお話しできる午後に出直すことにしました。

町人貴族でおやつタイム

カントリーロードでカレーを食べて、太龍寺までロープウェイに乗るや乗らんやでヤイヤイして、しばらくしてから、おやつ時に再び町人貴族へ戻ってきました。


プリンパフェか、プリンアラモードか迷っていたら、夫が
「ほこは、アラモードだろ」と決めてくれました。

「アラモードはこういう形の器が特徴なんよ」と夫。
へぇ~しらんかった。



クリームソーダ
コーラフロート
レモンスカッシュのうえの、真っ赤なさくらんぼが懐かしい~。


マスターがお元気だった数年前に訪れたときの話、小松島にお店があったころの話、アルバイトをしていた当時の友だちの話。
閉店時間に近かったので、お客様もいなくて、奥様も一緒にソファ並んで座ってゆっくりお話がきけました。


帰り際、久しぶりにゆっくり話せてよかった、行く機会があって良かった、と母。予定とは違う結果になったけど、誘ってよかったなと思ったのでした。

「また来てね」「また来るね」と言える人がいる、そういう場所があるって、いいなぁ。

次こそ食べたい町人貴族の名物ナポリタン

おでかけエッセイには載せられなかったけど、これが食べたかったナポリタン!数年前に訪れたときの父が撮った写真。
また次、のんびりドライブがてら遊びに行こうと思います。

いのち輝く107号は県内主要書店で発売しています

なんでもないどこにでもあるような四人家族のお出かけ風景「4足のスニーカー ときどきサンダル」が載っています。
よかったら手に取ってみてください。


━━*\県内主要書店で発売しています/*━━━
平惣、紀伊國屋、小山助学館本店、附家松茂店、井上書房さん、などなど。


[https://ailand.or.jp/3090/:title=]

いのち輝く107号出てます

少し寒くなる季節だからこそ、ほんわか、そしてほっとする表紙です。

107号のみどころチラリ

「とくしま港の鳥物語 SDGs(持続可能な開発目標)達成を目指す人と自然」
コウノトリを守る姿を通して、私たちがいまできることってなんだろう?を考えさせてくれる特集です。

 

巻頭インタビュー 盆栽氏 平尾成志さん
「伝統」は古きよきものをそのまま継承していくだけではなくて、常に進化し続けるものなのだと気づかされました。

 

新コーナー 人生100年イキイキ相談室 
回答者は徳島出身のプロレスラーの新崎人生さん。
元気になりたい人は読むべし!

 

ailand.or.jp


 

 

「4足のスニーカー ときどきサンダル」は那賀郡那賀町

今回紹介したのは
・川口ダム
カントリーロード
太龍寺ロープウェイ
・いやし亭 心空(こくう)
・道の駅わじき

 

突撃の訪問・取材を快く受けてくださった那賀町のみなさん、ありがとうございます。

 


いのち輝く107号は県内主要書店で発売しています


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藍でたたき染めをする

近所には、藍の葉っぱを育てている家が、けっこうある。
「藍瓶がある」なんていう家もある。
もちろん、うちにはないけれど、いつか藍くらいは「あぁ庭に生えてるやつね」と言いたいなかと思っている。

長男の友達のお母さん、藍を使って作品作りをしているハンガさん。
家にはいっぱい藍があるし、遊びに行くたびに、子どもたちにいろんな体験させてくれる♪
ものづくりは苦手で、めんどくさがりやの私にはぜったいできないことばっかりでありがたい~✨

たたき染めWeek

そんなハンガさんから「今日、児童館でたたき染めするよ!」と連絡。
どうやら夏休み最後の一週間は「たたき染め体験Week」で、毎日午後に開催することになっていたのだとか!

子どもの参加がメインだけど、大人もいけると聞いて、遠慮なくお邪魔しました。

どんな形にしようかな?


前にイベントでたたき染めをしたことがあったけど、そのときは「型」が配られての体験。
今回は型をつくるところからスタート。

「どんな形にしようか」と考えるのは、実はけっこう難しい。
無難に、葉っぱのカタチとか?
ハートはいややな。
こういうところでセンスが出る。。。

考えて、考えて、考えて、結局、最初に作ろうと思っていた冨士山は失敗したので、空いてるスペースに無難な葉っぱ型に着地。

児童館に生えてる藍の葉をつみとって、トントンたたく作業へ。

トンカチの数が足りなくて、その辺にあるものでトントンしてたら
「スプーンの裏側でも大丈夫よ」とハンガさん。
児童館中のスプーンが集まってきて、そこから再び、トントントン。

ものづくりが上手な人には、「この道具でないといけない」というのはないんだな。
「簡単にできるよ」という人は、こうでなくちゃ!というものに縛られるんじゃなくて、そこにあるものをじょうずに使うのがうまいんだなぁ。


一緒に行ったご近所さんの作品。
かわいい。葉っぱと花びらの間隔が、いい。


台風接近の低気圧のせいもあってか、我が家には、小競り合いやモヤモヤ、イライラが上陸していたので、気分転換には最高のタイミングだった「たたき染め」体験。
藍のタネをもらう約束もできたし、これで来年の夏は「藍?あぁ庭に生えてるけど?」と言えそうだな。

子どもの夏と成長は一瞬!大人は・・・

毎日のように一緒にいると気づかないけど
iPhoneに提案された夏休み前の写真を見て
「ん!?大きくなってる?」
と子どものサイズアップにびっくり。
靴下も、靴も、パンツも、新しいの買わないとなぁ。。。

水遊びの夏休み

近所の友達が、毎日のように遊びに来ていた夏休み。


小さいときはこれくらいでよかったけど、いまは庭の水遊びでは全然満足してくれない。


水鉄砲大会でもしたら?とか
スーパーボールすくいしてみたら?と準備もしてみるけど
そんなに長くはもたない。。。。

というわけで、「みんなまとめてプール行くぞ~」と、田宮のプールへ!


プール!プール!プール!


休憩時間の行列ができるちょっと前に水から上がって
売店のフライドポテトやかき氷を購入。
10分休憩が終わるころには、腹ごしらえも休息もバッチリ!
疲れたら自分のペースで休憩したり
だんだんプールの過ごし方がうまくなりました。

冷た~いカフェオレをお供に、10回は田宮のプールに行ったな~。

この夏はじめた30分散歩

バタバタと子どもたちを送り出すことがないので、朝の時間が比較的ゆっくりの夏休み。
チャンス!と思って、朝の散歩をはじめました。

セミは元気にないてるけど、栗は大きくなってきて

柿の実もどんどん増えていくし、稲刈りもあっちこっちではじまるし、まわりの季節が自分の思っているよりも早いスピードで進んでいってる。



もう夏も終わり。
なにかできたかな。
なにか成長したかな。

台風が近づいてきて、低気圧で、ちょっとセンチメンタルな秋のはじまりになったのでした。

「大変なとき」と「いいとき」。今日はどっちだ?

ガタガタ道の上はケモノも虫もいっぱい

 

家のまわりでは、足長バチが飛びまわり、時々へびも出るし、「サル出没情報」が学校の連絡網アプリで届きます。兄弟揃って「怖い。危険だ」と言うので、小3と小5になったいまも、ときどき、広い下の道まで送っています。

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 近所の友だちと無事合流したのを確認して、手を振り、見送っていると、散歩中の上品な年配の女性が「いいときやね。大変なときやけど」と声を掛けてくれてはっとしました。

 

「いいとき」と「大変なとき」が、ぎっこんばったん。

それが毎日、ずっと続いてる!だから、わちゃわちゃなのは当然かっ。

 

いいときは、大変なとき

 

「いいとき」と「大変なとき」が、シーソーのように、必ず交互にやってくる子育て。

ちょうどいい感じにバランスをとれるのは、公園に友だちを見つけてワーと駆け出して行ったあとや、子どもが寝たあと(起きてる気力があれば)くらい。

それも、ほんの一瞬。

その時間が、いっぱい欲しい!!といつも思ってます。

 

 

 「私も、あのときは、早ぉ大きいなれ~、独立してくれ~、って毎日思いよったわぁ。でも、成長してしもたら、寂しいわよ。孫がちょうど同じくらいやけど、自分の子どもと違うから、手出しはできんもんね。これくらいのときが、いいときよ。懐かしいわ」。

なにげない朝の会話の中に、いまのこの瞬間を全力で味わってね、と子育ての先輩からのメッセージがありました。

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たまに学校行けない日もあるけど、それもまた、ギッコンバッタンの途中だと思えば大丈夫。