事業所内研修はなんのためにするのか
研修は「学ぶ」ために実施するのではありません。学んだことを実行する場をたくさん生み出すことを目的にしています。
アカルコアでは、「学んだ・聞いた・考えた=インプット」を必ず「発信=アウトプット」し、自分の本当の理解につなげる研修をします。
認知症対応型通所介護デイサービス然さんで、「認知症の方へのケアについて考える研修」を実施しました。
業務内容に重ねることで「私はこんな気持ちを持って仕事にとりくんでいるんだ」ということを発信し、相手にも「この人はこういう思いがちゃんとあるんだな」と理解してもらえます。
「相手を認める」ための行動をしよう
①自分の考えを発信し、それを1対1でしっかり聞いてもらう
②自分の話に対して相手からたくさん質問される
これらの「自分の思いを伝える」ための行動や「相手を認める」ための行為は、ふだんの業務のなかでは意外と少ないもの。情報発信や共有が丁寧にできている!という事業所様でも、研修で「相手の価値を知り認め合う」という行程を体感する時間は刺激になります。
「口下手で自分の意見を主張するのが苦手」な職員さんがいても、自分の気持ちをきちんと発信できる工夫をしています。
「傾聴している姿」を他者に認めてもらう
この研修では、3分間しっかり相手の話を聞こうとする姿をほかの人に見られる、というのもポイントです。
「ちゃんと話を聞いてますよ」という傾聴姿勢は、上司や同僚から評価されます。「あ、この人こんなふうに丁寧にうなずきながら話を聞くんだ」「一所懸命相手の顔を見ようとしてるな」など人の行動から学ぶ機会にもなります。
ちいさな「つもり」を、大きなすれ違いしない
分かっている「つもり」、伝えた「つもり」、共有している「つもり」が積み重なっていくと、気付けばすれ違っていたということになります。「自分」を発信することも大切ですが、組織の円滑なコミュニケーションには「相手がどう考えているかを汲み取ろうとする力」も必要です。
この研修の最後には、「相手がどのように考えているか」を要約して伝えます。
自分の伝えたメッセージを、正しくまとめてもらうと「私のことを理解してもらえたかも」という気持ちになれます。理解し合うという行為をみんなの前で実行し「認め合う関係」を事業所の中で作り上げていけば、自然と明るい声になり笑顔があふれます。
◆人材が定着しない
◆ハイパフォーマーがいない
◆職員の働き方が受け身である
その悩みはいまある「組織内の仕組み」を変えることで解決します。アカルコアでは「戦略的な育成プログラム」で働く人と環境を育てるお手伝いをいたします。