本を読んでいるときに印象的なフレーズを残したり、
企画や研修プランを考えるとき、
私は圧倒的にペン派。
スマホのスケジュール管理も使うけど、手書きのマンスリーカレンダーがメインです。人とお話ししていてもノートとペンがないと落ち着かない気持ちに!
最終的にはパワーポイントやイラストレーターなどパソコン上で操作するのですが、一度紙に書いておきたい気持ちになるのは、編集者時代に鍛えられた名残りかもしれません(*´ω`*)
研修講師やミーティングファシリテーターとして事業所に行くとブログやSNS、利用者様ご家族へのお手紙の「文章を見てほしい!」というご相談をスタッフさんからいただきます。
ここでよくお伝えしていることを3つご紹介しますね。
①必ず読み返し!第三者チェックも
ブログは不自然な改行がないかスマホでもチェック
アップ(公開)する前のブログの読み返しはしていますか?提出する前の書類は印刷したあと読み直しをしていますか?
このとき「他の人が読みやすいかどうか」という目線でフラットに自分の文章を読むことが大切です。一所懸命書くので「頑張った!」という気持ちから、自分の文章に「酔う(ポーっとなっちゃうほうの酔う、です)」ことも。
そこで大切なのが、第三者にチェックしてもらうこと。いわゆる「校閲」です。
「これどういうこと?」という質問があったら、主語が分かりにくかったり、助詞が不適切なのかもしれません。
せっかく書いたら、できるだけたくさんの方に読んでほしいですよね。
読み手にとって必要な情報の場合、読み手もなんとか読み解こうとします(そんな情報発信も困りますね😓)。でも日常風景や日記文が読みにくいと、読まれませんΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
「人が読みやすいかどうか」のための再確認を忘れないようにしましょう。
いまほとんどの人がスマホでホームページやブログを見ています。スマホでどう表示されているか、アップする前に確認する習慣も大切です。
②具体的な表現でより魅力あるブログに
せっかく指先運動や回想療法など、目的意識のある取り組みを「利用者さまも楽しまれていました」では、もったいない!どんなふうに、どうやって、という具体的な描写を1つでも入れることで、読んでいる人が情景を思い描くことができます。
文章を書く時は「事実+解釈+感想」をうまく組み合わせることがポイントです。事実のなかに、3回・5日続けて、など数字を入れると読み手は想像を膨らませます。
例1)「とある利用者さま」という表現ではなく年代や性別、その方のコンディションが伝わる描写(椅子から自発的に立ち上がることはない、お話しが大好き、など)を付け加えると、さらに様子伝わりやすくなります。※お写真と合わせての紹介となると「個人が特定」されてしまう恐れがあるので気を付けましょう。こんなときも第三者の校閲が有効です。
例2)外出プログラムのときのお子様の持ち物に関する案内文書。「カバン」ではなく「両手をふさがないリュックや斜め掛けバッグ」とすることで伝わりやすくなります。とにかく「具体的に、だれが読んでも分かる表現」を意識しましょう。
③共感を呼ぶ文脈を意識
「●●しました」「私は●●だと思います」「●●がありました」が続くと、嫌々書いた夏休みの作文課題のようになります。
ブログを単調でつまらないものにしないためには、驚き・発見・感動などの感情を伝えていきましょう。
感情があふれてまとまらないっ!!という人には、写真+文章をうまく組み合わせることをお勧めします。
写真1枚+文章2~3行、写真1枚+文章2~3行、、、、を繰り返すと、読み手を飽きさせません。一文を短くする練習にもなります。
スタッフのみなさんで連携したり、広報担当という役割を担うスタッフさんが活躍したり・・・取り組み方はさまざまですが、事業所の理念や思いをお客様に届けたいという気持ちが伝わってきます。
ブログや外部文書を作成するために「ことば」をたくさん積み重ねていくと、業務への視点や利用者様を見る目線が変化します。「書く」ことは、新しい発見を増やすことにもつながるのです。