認知症対応型通所介護デイサービス然さんでの、月に1度のコミュニケーション研修。
きのこ派かたけのこ派か!?
今日はみんなの好みを知るために、資料と一緒におやつを置いてみました。飴の味は気にしないのに、きのこかたけのこかはみんなしっかりチェックしていました。「指にチョコがつくからたけのこはいやなんよ」ときのこ席を選ぶ人や「サクサクしてるから断然たけのこ派」など様々でした♪
さて今回は「伝え方」についてみんなで考えました。
人前で話すことが苦手だという人はたくさんいます。
どうして苦手なのかというと「何を言って良いのかわからない」「きちんと伝わるか不安」「恥をかくのはいやだ」という理由がほとんどです。
人前で話すために必要なのは次の3つです。
準備をすること
分かりやすくまとめること
相手を見ること
これができたら苦労しない!という声も聞こえてきそうですね。これは「積み重ね」でしかありません。そして積み重ねるチャンスは自分次第でいつでも作ることができます。朝礼での申し送り、業務中の伝達、夕礼での報告・・・、「思いついたことをその場でなんとなく、とりとめもなく一方的にしゃべっているだけ」ではありませんか?
何を伝えるか決め、時系列で伝えるのか結果から報告するのか話す順序を考え、話しているときは周囲の表情をしっかり受け止める。
この繰り返しこそが「人前で話すこと」を容易にしてくれます。
加えてこの日は「30秒で伝える」というテーマで“時間感覚”もしっかり意識してもらいました。ダラダラと自分の言いたいことばかり話してしまう人っていますよね。
まとまっていないからそうなってしまうのだと思います。
そこで「起承転結」を考えてまとめることの大切さを体感しました。
初回なので、誰もが良く知るむかし話(桃太郎・かぐや姫・浦島太郎・白雪姫・シンデレラ)を題材にその場で考えて準備してもらいます。
いざ発表!!!
かぐや姫や桃太郎など、順調に発表されていきました。浦島太郎の人!と言うと志穂ちゃんがサッと挙手。「山に住んでいた太郎は動物たちととても仲良しでした。ある日‥‥」と話がはじまり、みんなの表情が?????に。
本人もそんな周囲の様子の変化に気付きます。
そしてハッと、なにかが違うことを感じました。
最後の最後に
「・・・・それって太郎は太郎でも金太郎じゃぁ…」という声が上がりみんなでお腹が痛くなるまで笑いました。
浦島太郎と金太郎、タイトルと中身が違っていましたが、本人も笑いながら、でも最後まで楽しく伝えることができました。
次回の伝える研修では、今回の学びを活かし、「申し送り」「自施設の魅力」「提供昼食のこだわり」などテーマに、まとめて伝えるトレーニングをしてみたいと思います。
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・分かりやすく伝えることを意識していますか? Yse・No
・時間配分を気に掛けていますか? Yse・No
・相手の表情の変化をみていますか? Yse・No
これらのことを朝礼や夕礼、申し送りで気を付けているでしょうか。
定期的に「学び」「確認」することで、コミュニケーションの基礎の定着につながります。
福祉・介護の人材育成サポート