続・ワンダフル道中

明るい声のあいさつから始まる毎日を。

認知症対応型通所介護 新規スタッフ向け個別研修

昨日は新規スタッフさん向けの社内研修でした。

 

 

今年の2月開所から4カ月目に突入した認知症対応型通所介護デイサービス然さん。

定員12名の利用者様がお越しになる日も出てきて、利用者様のお名前を確認するためのマグネットシートや荷物に付けるネームタグの追加購入もどんどん増えています。

 

 

それに伴いスタッフ増員。

新・スタッフさんの「初期研修プログラム」がスタートです!!

 

初期研修プログラム

社長から「然」理念と価値について。

日々支払われている介護保険料とディズニーランド入場料について・・・聞くたびに毎回新たな気持ちでハッとさせられます。日々利用者様と過ごすその時間と対価について認識することで、もっと喜んでいただけるにはなにをするべきか、もっと安心して過ごしていただくためにできることは何なのか・・・考えて行動しよう!という気持ちになります。f:id:pan-wine-pan:20170502101530j:plain

 

 

 

 

 

 

接遇力と営業力の基礎

後半は「接遇力と営業力の基礎」と題して、発声の基本とスピーチ力アップの実践トレーニングを担当しました。
 
 
接遇とは
応接処遇、略して接遇です。
応対し、接し、処理をし、遇=もてなすという意味の流れがあります。
 
 
持って成すから生まれた「もてなす」の裏側にはなにがあるのか?
モノを持ってコトを成す・・・
その瞬間「こころちゃうんじゃ・・・」というおーちゃんの声。
 
あなたはすばらしいぃ~。
 
コトとは「思いやりの心」のこと。
モノとは「サービスは提供するもの」そのもののこと。
 
 

営業職と営業力は違います

 
営業をしたことありますか?という問いかけに保険外交経験のあるみよっさんは即挙手。ものを売る前にすることは?という問いに対して「自分を売り込む!」とこれまた即答。
 
営業職の鏡です!
 
一般的に営業=ものを売ること、と結びつけますが
ここでいう営業は「営業職」ではなく「営業力」です。
 
営業力とは
商品やサービスを知っていただき興味持っていただき、会社や事業所の魅力を伝えること。
 
では、誰に対してその営業力を発揮するのか。
 
利用者様・ご家族・ケアマネさん、ほかには?
 
「ご近所?」とこれまたおーちゃん!
 
そうなんです。
ご近所、郵便屋さん、宅配業者さん、然に関わるすべての方に対して営業力を発揮してほしい!
 
さらに送迎中にすれ違う車両、歩行者すべてに対して「あれ?なんか違うな!」と感じてもらえること、すべてが営業力の根っこなのです。
 
 
 
 

らじまるのときの話

余談ですが・・・、ラジオカーで県内を走り回っているときのこと。助手席に座っているときもハンドルを握っているときもつねに笑顔をキープ!でした。誰が見てくれているかわかりません、むしろ誰に見られても良いんだ!という心がまえでいつも車に乗っていました。常に「営業中」の看板を背負っていることで、あ!インタビューしたい!という人を見つけた瞬間に車を降りてかけより交渉することができます。営業中の表情やテンションにいちいち切り替えている暇はありません。常に明るい表情・元気な声を出せる状態を保っていることが、らじまるのお仕事だったなぁと改めて思います。
 
 
 
本題に戻って
 

声を出すこと=口を開けること

初歩的なことですが、意外とできていないことが多いのも事実。
声は空気です。
空気を出す穴が小さいと、少ない量の空気しか出せません。
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「声が高い」と気にしている方がいたら、まずは口を大きく開けてみましょう。
ホースの口を細く絞るときつい勢いで水が出ます。
Oの形に丸くあけているとたっぷりの水がゆったりと流れ出ます。
それと同じ原理で、のどを大きく広げ、口も大きくあけることでたくさんの空気と一緒に声が出るのでたっぷりと豊かな声量になるのです。
 
「声が低い」と気にしている場合、音域が低いだけでなく声がこもっているから低く聞こえているのではないでしょうか。
これも口を大きく開けるだけでずいぶん改善されるんですよ。
 
 
 
 
 
必ず研修で取り入れているのが体感トレーニングです。

【演習】来客対応ロールプレイ

「頭で思い描いていたことを行動と言葉にすることの難しさ」を実感できます。
新スタッフ全員が「もっと事業所のことを知らなければいけない」と新たな課題を見つけました。f:id:pan-wine-pan:20170502101522j:plain
 

【実践】1分間スピーチ

スピーチというとどうしても「かまえてしまう」という声をよく聴きます。
でも伝える、という意味では1対1も、1対多数も本質は同じなのです。f:id:pan-wine-pan:20170502101504j:plain
実際に自分のスピーチしている様子を動画で確認。
客観的に自分を見ることは簡単にできる良いトレーニングです。
 
 
 
今回は午後3時間のみっちり研修でした。
次回は来週月曜日3時間、今回出た課題を踏まえて「認知症ケアのための提供プログラムとその意味」「電話対応とマナー」「個人情報保護」を柱に実施します。

然FBページイベント公開 初期研修②

 

デイサービス然では、社内研修のすべてを公開型にしています。

同業種・異業種に関わらずどなたでもご参加いだだけます。

ds-zen.link

 

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アカルコアでは認知症対応型通所介護施設の社内研修講師・対面ケア・広報誌サポートをしています。